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- 大断面の柱・梁部材に明けた孔に異形鉄筋を挿入し、エポキシ樹脂を充填して硬化させることにより接合部を剛接合とします。この接合方法を”鉄筋拘束接合”と称しています。
- 木質ラーメン構法で、耐力壁や筋交いなどを必要としないことから、RC,S造に匹敵するような大空間・大開口をもつ建物が実現でき戸建住宅などの小さな建物から、学校や体育館、共同住宅、商業施設、事務所、病院などの大規模建築物に至るまで、さまざまな建物への採用が可能です。
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【S,RC造と比較すると・・・】
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- 自重が軽い為基礎工事費の軽減が可能です。
- 重機の使用が少ないため、工事騒音が少なく、密集市街地での建設も可能です。
- 鉄筋がエポキシ樹脂及び木材で被覆されているため、塩害に強く、沿岸部での採用も可能です。
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【一般的な木質ラーメン工法(メカニカルジョイント)と比較すると】
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金物が露出しないため、意匠性に優れているほか、万一の火災時にも接合部の耐力低下がなく、また金物に生じる結露によって木材や金物が腐食する恐れもありません。
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ジョイント部に施工後のゆるみやズレが生じません。
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接合効率が高いため、S,RC造に匹敵するような大空間・大開口の実現が可能である上、コンクリートスラブの採用も可能です。
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特殊な金物を使わないため、ジョイントコストが安価です。
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【 接合効率と接合コストの比較 】
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鉄筋拘束接合
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鋼板添板/挿入型接合
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合わせ梁+シアファスナー型接合
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接合効率
(回転剛性)
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1とすると>
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0.50>
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0.24
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接合に要するコスト
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1とすると<
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1.8<
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1.6
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建築基準法施行例46条2項に基づき、同82条に基づく許容応力度等計算によって構造の安全性を確認します。
この時、接合部に回転剛性を設定して応力解析を行いますが、構造計算に用いる剛性及び曲げ耐力については、構造試験により得られた値を採用します。
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